原因

 ヒートアイランド現象が起きる原因は大きく分けて3つ挙げられます。

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環境省「ヒートアイランド現象とは」より引用

①地表面被覆の人工化

都市部では保水力の高い草地、森林、水田、水面などの植生域の減少と、コンクリートやアスファルトといった熱容量(※1)が大きい人工被覆域の拡大が進んでいます。コンクリートやアスファルトなどの舗装面や建物の屋根面は特に夏季の日射を受けると表面温度が50~60℃程度まで達し大気を加熱します。また、昼間の日射により蓄えられた熱は夜間に大気中に放出され、気温低下を妨げる原因となります。

※1 熱容量:物体の温度を1℃高めるのに必要な熱量[J/K]

②人工排熱の増加

建物の空調機器や自動車、火力発電所など都市の多様な活動に伴うエネルギー消費は最終的に熱として大気中に放出されます。これらにより発生する熱の大半を占める顕熱(※3)は大気を暖め、局所的な気温上昇に関与します。

※2 顕熱:物質の状態変化を伴わず、その物質の温度上昇に使われる熱。

③都市形態の変化

中高層の建物が増加して高密度化すると、風向きによっては地上付近の風が弱まり、地表面からの熱の拡散や換気力を低下させる可能性があります。また、高密度化した都市内では天空率(※4)が小さく、夜間の放射冷却が阻害されるために熱がたまりやすくなります。これらにより気温の低下が妨げられます。

※4 天空率:隣接する建造物や樹木といった地物(地上に存在する、天然または人工のすべての物体)で遮られない天空の割合。

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国土交通省 気象庁「ヒートアイランド現象の要因は何ですか?」より引用
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