定義づけ

私たちは「実際の気温が、都市の影響を除外した想定で出した気温よりも2℃以上高い状態」をヒートアイランド現象と定義します。
理由は以下の3つです。

①都市化の影響による気温上昇を表した図で島のようになっているのが2~2.4℃であること

picture4-1.1
国土交通省 国土地理院「国土地理院ホーム」 国土交通省 気象庁「ヒートアイランド現象の要因は何ですか?」より独自に作成

上の図は、関東地方における2013年8月の月平均気温において、「実際に観測された気温」「都市の影響を排除した状態でシミュレーションした気温」との差を表しています。都市の影響とは、地表をアスファルトやコンクリートで覆ったことや人工排熱による気温への影響のことを指します。
この図を見ると、オレンジ色の部分(+1.6~2.0℃)は島というには広く、茶色の部分(+2.4℃~)は限定的すぎるため、島というのに一番妥当だと考える赤色の部分(+2.0~2.4℃)を境にヒートアイランド現象が起きていると定義しました。


②日中における皇居とその周辺市街地 との気温差が約2℃であったこと

picture4-1.2
環境省「皇居におけるクールアイランド効果の観測結果について」より引用

このグラフは、皇居内とその周辺市街地の一日の気温の変化を表したものです。2007年8月の一日の気温変化の平均値から出されています。周辺市街地の気温は皇居内の気温より一日中常に約1.5~2.2℃ほど気温が高い状態が続いています。皇居内は植物が多く、そのために気温が低くなっていると考えられます。


③米国環境保護庁で100万人の都市は周辺地域の田舎より気温が1~3℃高くなる可能性があると公表されていること

EPA(米国環境保護庁)は100万人の都市では周辺地域より年平均気温が1~3℃高くなる可能性があると公表しています。

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